2005-01-12

貧しい者と民主主義

過去のノートを整理していたら,2つの段りを見つけた。

1.民主主義は貧しい者のモノである:
殆どの社会状況においては,貧しい者が富める者よりは多い。
少数エリートが民主化に果たした役割も無視できないが,
「最大多数」を重視する民主主義が発展するには,
多数であった貧しい者たちの,何よりの味方でなければならないはずだし,
そうであってきたからこそ,今日の地位を維持できているはずだ。

2.民主主義は高価である:
生きるのに精一杯,という人たちが居る地域では,
民主主義の優先順位は余りにも低い。
何より,民主主義は腹をいっぱいにはしてくれない。
民主主義の謳い文句が,「貧しいもののため」「多数のもののため」のようであっても,
彼らが民主主義を振り向くとは限らない。

メモまでに。

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