2005-01-21

「核」という「言葉」

ヒロシマには昨年3月の一人旅で始めて訪ねた。
いやしくも国際政治を専攻する者として,
ヒロシマを知らないことは許されない,と思い立ってのこと。
日頃の議論で「核抑止」などのコトバを軽々しく使うわが身を反省しながらの旅。

「核」という出来事は,多くの場合,国際政治の文脈で語られる。
論文でも,議論でも,間違いなく使用頻度のもっとも高い「言葉」の一つだ。
ただ皮肉なのは,どれだけ語られようと,どれだけ使われようと,
「核」は相変わらず僕たちの「言葉」が届かない場所で,
静かに僕たちを眺めているだけなのだ。
1945からは60年過ぎたけど,その空しさだけは,変わらない気がする。

2005-01-12

貧しい者と民主主義

過去のノートを整理していたら,2つの段りを見つけた。

1.民主主義は貧しい者のモノである:
殆どの社会状況においては,貧しい者が富める者よりは多い。
少数エリートが民主化に果たした役割も無視できないが,
「最大多数」を重視する民主主義が発展するには,
多数であった貧しい者たちの,何よりの味方でなければならないはずだし,
そうであってきたからこそ,今日の地位を維持できているはずだ。

2.民主主義は高価である:
生きるのに精一杯,という人たちが居る地域では,
民主主義の優先順位は余りにも低い。
何より,民主主義は腹をいっぱいにはしてくれない。
民主主義の謳い文句が,「貧しいもののため」「多数のもののため」のようであっても,
彼らが民主主義を振り向くとは限らない。

メモまでに。

2005-01-01

Happy New Year!!

新年快乐!!
明けましておめでとう!!

2005年,愿它将是美好的日子。

二语自戒:
--自律持严,时时紧缰。
--为人正直,不浮不夸。

Be Autonomic,Be Honest.