東京では雪らしいのですが、
天津でも雪。
華北地方では、
「夏に三伏あり、冬に九九あり」
という。
夏の最も暑い日を伏と呼び、
初伏、中伏、末伏が十日ずつの四十日間。
その中でも、中伏の熱気が際立つ。
一方、冬はなんと九九の八十一日。
冷帯らしい夏冬のバランス。
中でも三、四九の寒気が身に染みるのだが…
今年はピークを過ぎた六九の辺りが一番冷え込んでいる。
例年になく暖冬となったのもつかの間、
いつものマイナス天気に逆戻り。
(一番冷えた日とかは-12~-5度ぐらいか)
雪をベールと例える言い回しは言い古されてきた。
「大地を覆う白いベール」とか何とか。
今日はそれを思い出した。
東京では、白いベールにはなかなかならない。
まとまって降ることも珍しければ、
ビル間にあってはベールとも呼べず。
何よりも、人々が勤しみ過ぎて、朝起きると、
既にあちこちで掃かれて、
薄っすら残る一層も形にならない。
天津のちょっとしたのんびり具合が、
のんびりと降る雪とも相性がいい。
いや、普段、雑踏を剥き出している街並みだからこそ、
白に埋もれる姿が、ベールに似るか。
寒気は雲を呼び、雪降らす。
深々と積もらせては、またいずこにかやる。
雪上がりの冬晴れまでも、
東京と同じらしい。
2006-02-02
新年も一息
新年も正月五日ともなると一息。
年末から響き続けた爆竹や花火も、
今夕に一つ大きく盛り上がっては、
細々となっていく。
ボクにとって、
中国の新年のイメージは単純で、
「赤」と「爆竹の音」。
「赤」は福、喜びの色。
この季節になると、
赤に「福」と書いた紙細工か、
家のあちこちを飾っては、
新年の喜びをまっすぐに醸し出す。
爆竹の音は、
耳をつんざかんばかりに響く。
そんな大音量にも関わらず、
いつも人々の笑い声が交じって聞こえるから、不思議。
そしてその笑い顔さえも脳裏にはっきりと映し出されるのは、
もっと不思議。
(久しぶりの今年は、爆竹よりも、
花火が増えたように思う。
華やかさに目を奪われるけど、
耳元が少しばかり寂しくなったようにも思う)
年末から響き続けた爆竹や花火も、
今夕に一つ大きく盛り上がっては、
細々となっていく。
ボクにとって、
中国の新年のイメージは単純で、
「赤」と「爆竹の音」。
「赤」は福、喜びの色。
この季節になると、
赤に「福」と書いた紙細工か、
家のあちこちを飾っては、
新年の喜びをまっすぐに醸し出す。
爆竹の音は、
耳をつんざかんばかりに響く。
そんな大音量にも関わらず、
いつも人々の笑い声が交じって聞こえるから、不思議。
そしてその笑い顔さえも脳裏にはっきりと映し出されるのは、
もっと不思議。
(久しぶりの今年は、爆竹よりも、
花火が増えたように思う。
華やかさに目を奪われるけど、
耳元が少しばかり寂しくなったようにも思う)
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